プログラミングを初心者が習得する際に、注意すべきことがあります。
まず、独学で全てをこなそうとすると、挫折するケースが少なくありません。スクールに通ったりネット上で学友と知り合ったりして励まし合いながら学習することが好ましいでしょう。
また、構文をはじめとするプログラミング言語やアルゴリズムの理解から始める初心者が多いですが、プログラミングの構文を覚えアルゴリズムを理解したとしても、直ちにプログラミングできるわけではありません。基礎を学ぶことも大切なものの、それと同時に簡単なゲームを創作したり、ログイン機能など小規模のプログラムをできるだけ多く作ったりすることが不可欠です。
プログラミング言語の全てを学んでから、高等テクニックが必要なアプリを作ろうとすると、ライブラリやフレームワークの知識が足りず躓いてしまうことが少なくありません。どうしてもアプリを作りたいなら、まず既成のアプリをマニュアル通りに作ってみることが望ましいでしょう。完成したアプリの細部について、少しずつ修正や付加をすることにより、オリジナリティのあるアプリを作成できます。
しかし、即戦力として役に立つプログラマーになりたいならば、いきなりアプリを作るよりも、小規模のプログラムを作る経験を重ね、どんなプログラムを書けば、コンピューターがどのような作動をするかを知ることが重要です。
プログラミングを学ぶうえでは、情報や知識を覚えるよりも、自らプログラムを作成するクリエイティブな作業を大切にしなければなりません。プログラムを作るプロセスで、わからないことがあれば検索して不足するスキルを補う能力も高められます。